Turkish.Style KEBAB

移動販売のケバブ屋のブログです

THE・移動販売

その日はちょっと珍しい種類のたこ焼きを出店していました。

 
出店が終わり、余ったたこ焼きは
 
「パックがもったいないヨー」
 
オーナーの鶴の一声により
 
一つのパックギュウギュウに詰め込まれていました。
 
その数、なんと24個!
 
たこ焼きゾッコンLOVEな私としては当然
 
(今日のご飯兼おつまみゲッツ!)
 
心の中でガッツポーズ!
 
 
そして帰路につき、車が大きな国道を走っている時の事でした。
 
「ねぇ!!
 
 
たこ焼き買わない?!!」
 
驚いて運転席のオーナーを見ると
 
隣を並走しているカップルの乗る車に向かって
 
まさかの営業トークを開始しています。
※幹線道路走行中です。
 

「いくら!?」
 
なんと相手の方も興味を示しています。
 

「安いヨー!
 
メッチャ大盛でー!」
 
すぐに値段を言わない辺り、何かの営業テクなのでしょうか こざかしいよオーナー

 
しばらく話をしていましたが、どうやら交渉が成立したようです。
 
値段は確か350円とかそんなもんだったと思います。
 
かなり安かった記憶があります。
 
 
そして
 
「窓を開けてー!」
 
相手の車の窓が全開になった所で、
 
素早くたこ焼きを放り込むオーナー!
 
幹線道路を走行中に営業
 
さらに走りながらの販売
 
まさに移動販売!
 
 
「キャー!」
 
相手の車はパニック!
 

あ、後半はフィクションです。
 
さすがに商品の受け渡しなどは走りながらでは危ないので
 
2台の車は路肩に停車します。
 
 
その時乗っていたケバブカーは小さな車だったのですが、
 
荷物を積み込み過ぎて車から出られなくなっているオーナーに代わり、
 
私が商品の受け渡しをします。
 
「商売上手いねー (:・・)  (・・ )σ              」        (∵  )
 
「ありがとうございます (#・・)」
 
・・
 
「美味い(・・)♪」
 
お客さんはたこ焼きをモグモグしながら満足気に帰って行きました。
 
しかし・・
 
「たこ焼き食べたかったよ( ´ ・・)」
 
私としてはガッカリです。
 
そんな私とは対象的に
 
「これ(たこ焼きの売上)美味しいもの食べよう(∵  )♪」
 
ホクホク顔のオーナー
 
大人2人が
 
350円で何を・・
 
そんなたこ焼きの思い出